【コラム VOL.６５６】

ドラマの撮影でよく使われる坂、ロケ地「富士見坂」

豊島区高田1丁目にある坂「富士見坂」。目白通りと不忍通りが合流する、目白通りの目白台二丁目交差点から豊島区と文京区の境界線を南に下ったところにある坂。数多くある東京の富士見坂のなかでは昭和に開通した新しい坂で坂上で豊島区と文京区の境界通る坂「日無坂」と分岐しています。目白台の神田川側の傾斜はきつく、この長さ120m程の「富士見坂」もかなりの急勾配で坂上から望む景色は滑り台を滑るかのような高低差の景色です。名称の「富士見坂」はかつて富士山を望めたためつけられましたが現在はビルなどが遮り富士山を望めないようです。因みに坂上で分岐する「日無坂」は道幅の狭い江戸時代からある坂で樹木が生い茂り日中でも日が当たらなかったことが名前の由来で豊島区と文京区の境界通る区の境になっている、長さは約160mのこちらもかなりの急勾配な坂です。そんな「富士見坂」は坂や頂上付近の眺望の良さからドラマやアニメ、CMなどの舞台になっており、これまでドラマのロケ地として何度もドラマ作品に登場しています。2021年放送のテレビ朝日ドラマ『あのときキスしておけば』で見晴らしの良い坂道として何度も登場しています。2020年放送のTBSドラマ『MIU404』にも登場しており、2018年にはテレビ朝日ドラマ『僕とシッポと神楽坂』で広末涼子さん演じる加瀬トキワが加瀬大地のことを考えていた坂道として登場しています。それ以前にも何度もドラマ作品に登場しています。豊島区と文京区の境界線を南に下ったところにある急勾配の坂「富士見坂」は富士見坂としての人気は勿論ですがドラマのロケ地としても人気の富士見坂ですね。

＜坂施設情報＞
施設名：富士見坂
住所：東京都豊島区高田1丁目
2021年現在

※画像はイメージです

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