【コラム VOL.161】
ドラマ『極悪がんぼ』1話のロケ地として撮影で使われたオフィスビル「第一イセビル」
ドラマ『極悪がんぼ』は漫画が原作で、原作:田島隆さん、作画:東風孝広さんで講談社『イブニング』に2001年創刊号から2009年15号に至るまで連載されていた作品を、主人公を女性に変えて放映されました。神崎 薫( 尾野真千子さん)、冬月 啓( 椎名桔平さん)、金子 千秋(三浦友和さん)他の出演となっています。
物語は主人公神崎は資格も学歴もない社会的弱者であるが、法律の裏をかくやり方で秦探偵事務所に入所して立身出世を目的に働くさまを描いています。ドラマの中で事件屋など一般的ではない単語がでてきますが、金融機関に勤めたことがある方なら知っているかもしれません。裏稼業といいますか合法的ではない仕事なのです。弁護士の資格を持たずに人のもめごとに入り込んで自分の利益を上げる人達のことです。身近なところでは交通事故の示談を成立させることを仕事にしている人のことも事件屋というのだとか。
このようなシチュエーションで選ばれたロケ地として撮影されたのが「第一イセビル」です。撮影にぴったりなレトロ感たっぷりのオフィスビル。「第一イセビル」の歴史は古く、第三ビルまでありますが、一般的にイセビルというと第一ビルを指します。伊勢佐木町は、横浜が発展する前は関東屈指の繁華街でした。明治から大正にかけて発展した繁華街で「イセブラ」という言葉があったほどでした。その後関東大震災で伊勢佐木町では殆どの建物が消失しました。その後に建てられたのが「イセビル」で、太平洋戦争後もアメリカ軍による接収を運よく免れました。当初、地震に倒れない丈夫なビルとして建てたいという世の中の世相を反映して、今も生き残っているのです。壁などには古い壁画などが残り当時の文化を色濃く残しています。今も古い空室などが残っていてロケの撮影には宝庫なのかもしれません。
<オフィスビル施設情報>
施設名:第一イセビル
住所:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1丁目3-1
アクセス:
JR京浜東北・根岸線 「 関内駅 」から徒歩1分
横浜市営地下鉄ブルーライン「 関内駅」から 徒歩4分
2018年現在
※画像はイメージです
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