【コラム VOL.154】
映画『シコふんじゃった』のロケ地として撮影で使われた相撲土俵
映画『シコふんじゃった』は、ちょうど相撲ブームの頃に放映されました。相撲界は、「若花田」と「貴花田」の若貴兄弟が国民的スターになり、連日満員御礼で人気があった時代です。この映画は1992年1月に封切りとなりました。
『シコふんじゃった』は第16回日本アカデミー賞で5冠を制し、ブルーリボン賞作品賞を受賞しました。日本アカデミー賞では主人公の本木雅弘さんも最優秀主演男優賞を受賞、また、竹中直人さんも最優秀助演男優賞を受賞しました。監督の周防正行さんの実質的な監督出世作となりました。
物語は、本木雅弘さん演ずる大学生が教授と卒業単位を引換に貧弱、弱小相撲部を盛り立てるというもの。本木さん演ずる大学生は、就職はコネで既に決まっているものの、卒業が危ういという大学生で、その単位を教授と交渉し相撲部を立て直せば卒業単位がもらえるというものです。その相撲部には異色の留年4年間の8年生の青木君(竹中直人さん)が待っていました。竹中直人さんの普通ではないパワーが笑いを呼びます。
ぜんぜん現実がわかっていなくて相撲部に入っても「全然やる気がでない」主人公秋平ですが、厳しいOB熊田にタンカを切ってからは相撲一筋に頑張ります。部員が少しずつやる気を見せ始めると教授の穴山(柄本明さん)も真剣に相撲を教え始めます。結局2部リーグに昇格することができ、秋平は就職を止めて相撲の道に進みます。やる気を出したくても出せない世代の大学生が、苦難に直面し、努力して克服していきます。
相撲のシーンのロケ地は栃木県です。撮影は小山市市民が集う「間々田八幡宮」で行われました。神社では毎年9月に豊年を祝して奉納子供相撲大会が行われており、その土俵で撮影が行われました。合宿先の練習試合で地元の子供達と試合をするというシーンです。大学生が必死になって戦うシーンには、ロケ地の子供達10名が参加しました。
<相撲土俵施設情報>
施設名:間々田八幡宮「豊年満作相撲の土俵」
住所:栃木県小山市間々田2371
アクセス:JR宇都宮線「間々田駅」車で約5分、徒歩約30分
2018年現在
※画像はイメージです
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