【コラム VOL.157】
映画『重版出来!』第7話のロケ地として撮影で使われたオフィスビル
原作は松田奈緒子の漫画作品で『月刊!スピリッツ』に連載中です。日経の「仕事漫画ランキング」の1位になりました。
ロケ地は主に出版社が都心ということもあり、都内が多く物語の中で、よく五百旗頭と黒沢が話をしていたシーンは「パレスサイドビル」で撮影されました。
『重版出来』とは、出版業界で使う言葉で初版の発行部数を上回って、重版するくらいの出来であるという意味です。「ジュウハンシュッタイ」「ジュハンデキ」とも読みます。重版出来を出す為に初版の部数を抑える風土がある程です。
物語は、柔道一筋で五輪の代表候補ともなった黒木華さん演じる黒沢心が大手出版社に就職し、雑誌「バイブス」に配属されます。先輩の五百旗頭敬(オダギリジョーさん)に出版の「イロハ」を学びます。そこでは、担当漫画家との打ち合わせ、漫画家発掘、発行部数決定会議などその業界の奥の深さに魅せられていきます。営業担当と組んで販売部数が伸びるようにプランを練り実行していくストーリーです。
『重版出来』については、視聴率は伸び悩みましたが、しかし満足度と録画数の指針で評価が良かったです。初回録画数は、対象ドラマ14本中4位で満足度は初回は平均以下だったのが、回を経るごとに上がっていきました。黒沢心役の黒木華さんの演技にも評価が集まり、実力派のわき役である松重豊さん、安田顕さん、荒川良々さん他の演技が光っていまいした。ドラマの人々の気持ちにいつのまにか共感していて、モノづくりの大変さと充実感を視聴者にまで伝わってくるのです。
ロケ地の「パレスサイドビル」は、東京メトロ竹橋駅に直結する地下6階、地上9階のビルです。ビルのすぐ前に皇居のお堀があり自然が多いところに位置しています。ドラマでは屋上で撮影されました。皇居の緑とその先には高層ビル群が見え、奥行きのある背景です。
<ビル施設情報>
施設名:パレスサイドビル
住所:東京都千代田区一ツ橋1丁目1-1
アクセス:東京メトロ東西線「竹橋駅」直結
2018年現在
※画像はイメージです
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