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【コラム VOL.162】

 

ドラマ『華麗なる一族』のロケ地として撮影で使われたビル「日本郵船歴史博物館」


2007年から放映された『華麗なる一族』は、原作は山崎豊子さん、脚本は橋本裕志さんです。原作では阪神銀行頭取の万俵大介が主役でしたが、ドラマでは万俵鉄平が主人公に変更されています。ドラマの設定では1960年代の神戸が舞台です。ロケ地は、霞が関、神奈川の県庁、大阪府庁、日銀本店などが多いようです。物語では実際の大企業の倒産劇をモデルにしたといわれています。このドラマは、TBSの開局55周年記念番組の一つとして製作されていて、視聴率は毎日放送で39%を超え、各スポーツ誌に取り上げられました。

 

キャストは万俵鉄平役(木村拓哉さん)、万俵大介役(北大路欣也さん)他の出演です。万俵鉄平は万俵大介の息子で、万俵財閥の主力企業の阪神特殊製鋼の専務です。万俵大介は関西有数の都市銀行の阪神銀行の頭取で、阪神特殊製鋼の非常勤取締役です。万俵大介は万俵大介の父、万俵敬介が起こした阪神銀行を全国10位までに発展させるとともに、同じく万俵鉄鋼の近代化を進めて阪神特殊製鋼へと大企業化しました。

 

今回のロケに使われた建物は、劇中で大介の冷徹さをあらわにする事件に関与した三栄銀行の建物と言う設定で使われた「日本郵船歴史博物館」。ドラマの設定よりかなり古い1936年に日本郵船株式会社設立50周年を記念して建てられました。古い銀行らしく重厚で相応した建物と言えます。デザインは東京美術学校(現東京藝術大学)出身の和田順顕(わだじゅんけん)さんです。建物の様式は、ギリシャ神殿を彷彿させるアメリカ古典主義様式で、全面の16本の柱が特徴です。この列柱のさらに上部にある飾りは帯状のエンタブラチュアと言われ、バラの花を模したもの(ロゼット)となっています。柱自体の上部の彫刻の飾りはアカンサス(葉アザミ)に渦巻が入ったコリント式です。

 

 

 

<オフィスビル施設情報>
施設名:日本郵船歴史博物館
住所:神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9  横浜郵船ビル
アクセス:
みなとみらい線「馬車道駅」6番出口から徒歩2分
横浜市営地下鉄「関内駅」3番/4番出口から徒歩7分
JR「関内駅」北口から徒歩8分
JR「桜木町駅」から徒歩12分
2018年現在

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博物館※画像はイメージです

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