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【コラム VOL.163】

 

『官僚たちの夏』のロケ地として撮影で使われた会議室「学士会館」


『官僚たちの夏』は原作が城山三郎さんで、ドラマ化されました。2009年のTBS系のドラマでは、平成21年度(第64回)文化庁芸術祭優秀賞(テレビ部門・ドラマの部)を受賞しました。風越慎吾役(佐藤浩市さん)、庭野貴久役(堺雅人さん)、鮎川光太郎役(高橋克実さん)、西丸賢治役(佐野史郎さん)、丸尾要役(西村雅彦さん)、牧順三(杉本哲太さん)他の出演です。

 

物語は、「国家の経済政策は政財界の思惑や利害関係に左右されてはならない」という信念をもち、ミスター通産省の異名をとる風越信吾が主人公です。1965年ごろ日本はテクノロジーの発展とともに経済の成長期でしたが、海外進出の中、日本の繊維産業がアメリカで締め出しに遭います。アメリカの繊維業を脅かす存在になると恐れられていました。そんな中、通産省は繊維産業を保護し、守って次々と方策を練って対処してきました。その頃、日本はアメリカから小笠原諸島の返還や、沖縄の返還の話が持ち上がっていましたが、その見返りにアメリカから何かを求められます。そのような複雑な場面を駆け引きしながら交渉してきた通産省を描いています。戦後の日本の高度経済成長をリードしたのが通産省であったので、他省庁にも影響があったそうです。

 

ロケが行われた会議室は「学士会館」。学士会館は、旧帝国大学(現在の国立七大学=北海道大学や東北大学、そして東京大学に名古屋大学、また京都大学や大阪大学、九州大学)出身者の親睦と知識交流を目的で建てられました。日米貿易交渉の会議は、輸出品の増加に伴い貿易に諸問題が発生したため行われました。その会議室のロケ地として選ばれている学士館は、茶色で重厚感のあるたたずまいです。撮影に良く釣り合う会議室で、実際に古い歴史を持っています。その他にロケが行われたのは、東京はもとより、神奈川、千葉、埼玉、岐阜、愛知など各地の役所などの建物が良く撮影されている様です。

 

 

 

<会議室施設情報>
施設名:学士会館
住所:東京都千代田区神田錦町3-28
アクセス:
都営三田線/都営新宿線/東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車A9出口から徒歩1分
東京メトロ東西線「竹橋」駅下車3a出口から徒歩5分
JR中央線/総武線「御茶ノ水」駅下車御茶ノ水橋口から徒歩15
2018年現在

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会議室※画像はイメージです

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