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【コラム VOL.165】

 

 映画『県庁の星』のロケ撮影で使われたビル「茨城県県庁」


2006年上映された『県庁の星』は、桂望実の小説です。他に嫌な女(映画化、ドラマ化)、恋愛検定(ドラマ化)等があります。物語は、県庁の産業振興課に勤める野村聡が県の人事交流研修でスーパーマーケットに派遣され、考え方を一から変えて研修で成功する話です。

 

登場人物は、野村聡役(織田裕二さん)、二宮あき役(柴咲コウさん)、 桜井圭太役(佐々木蔵之介さん)他です。エリート職員である野村は「満天堂」という、営業差し止め寸前のスーパーに派遣されます。満天堂の社員はほとんどがパートでみなやる気がありません。野村がいくらやる気があっても役人のやり方では何も動きません。邪魔扱いされた野村は惣菜部門に回されます。現場では衛生法にかかる点を野村が指摘しますが、従業員側は「適性材料」を使う野村チームと現状維持のチームに分かれてつくることで野村をなんとか説得します。ところが「適性材料」チームはコストがかかり高い弁当になってしまい売れません。何をしてもうまく行かず実際のフィアンセとも婚約は破棄されてしまいます。そこを救ってくれたのがパートの二宮あきです。本音で現場の人達とかかわることで、仕事の核心に触れ良い結果を生み研修を終えます。

 

やはり、この場合の組織の変革は現場に溶け込むことが大切な様ですね。当事者にしかわからないことがありますし、周囲のメンバーの信頼を得ることは非常に大切です。

 

ロケで撮影された県庁の建物は「茨城県庁」です。茨城県では最高層の建物で、1階から25階までが吹き抜けのデザインです。県庁は、デザインのみではなく施工技術がとても重要な要素で、自然採光の利用や雨水、排水の再利用など環境に配慮した設備の導入をしています。デザインのみでなく環境にも優しいこの建物はBCS賞を受賞しています。他の撮影は香川、千葉、茨城等で行われております。

 

 

 

<ビル施設情報>
施設名:茨城県県庁
住所:茨城県水戸市笠原町978-6
最寄駅:JR「水戸駅」「赤塚駅」駅から直行バスが出ています。
2018年現在

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オフィスビル※画像はイメージです

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